【旅のヒント#20】カンボジアの僧侶と日本の僧侶の違い & 参拝マナー


コー・サムオール | 市内観光 | 2026/07/01
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同じ「仏教」のお寺であっても、カンボジアと日本では僧侶の生き方やお寺でのルールに驚くほどの違いがあります。今回は、カンボジア(上座部仏教)と日本(大乗仏教)の決定的な違いと、現地で恥をかかないための参拝マナーを分かりやすく解説します。

1. カンボジアの僧侶と日本の僧侶の違い

◆ 見た目と服装

カンボジア: 鮮やかなオレンジ色や黄色の袈裟(けさ)のみを身にまとっています。

日本: 黒、茶色、紺、紫など、宗派や階級によって色とりどりの伝統的な法衣を着用します。

◆ 食事のルール

カンボジア: 食事は朝と昼の1日2回だけです。正午(12時)を過ぎたら、翌朝まで固形物を口にすることは一切禁止されています。

日本: 朝・昼・晩の3食を食べます。現代では精進料理だけでなく、肉や魚を日常的に食べることも一般的です。

◆ 結婚と家族

カンボジア: 厳格な生涯独身です。女性との婚姻はもちろん、触れ合うことも固く禁じられています。

日本: 多くの宗派で結婚や家庭を持つことが認められており、子供がお寺を受け継ぐ「世襲(せしゅう)」の文化が定着しています。

◆ 出家への考え方

カンボジア: 出家は人生最大の「徳を積む(功徳)」行為です。そのため、一生続けるだけでなく、若者が数ヶ月〜数年だけ「期間限定」で出家する文化もあります。

日本: 一般的には一生涯の仕事・人生の職業として僧侶を続けるケースがほとんどです。

2. カンボジアのお寺での参拝マナー

カンボジアの仏教は「戒律(ルール)」をとても厳しく守っています。旅行者が特に気をつけたいポイントは以下の通りです。

女性は僧侶に絶対に触れない: 上座部仏教の僧侶は、女性の体に触れるとそれまでの修行がすべて無効になってしまいます。写真を一緒に撮る時や、お布施を手渡す時も絶対に手が触れないよう距離を取りましょう。

肌の露出はNG: 肩が出るノースリーブや、膝が出るショートパンツ・ミニスカートでは境内に入れません。アンコールワットなどの遺跡観光でも同様のルールがあります。

お堂に上がる時は靴と帽子を脱ぐ: 本堂の中に入る際は、必ず靴と帽子を脱ぐのが鉄則です。

足の裏を仏像や僧侶に向けない: 床に座る際、足を前に伸ばして足の裏を仏像に向けるのは大変失礼にあたります。必ず「横座り」か「正座」で座りましょう。

3. 日本のお寺での参拝マナー

日本の参拝マナーは、僧侶に対するタブーよりも「神聖な空間への礼儀」が重視されます。

山門での一礼: お寺の入り口である山門をくぐる前に、帽子を脱ぎ、軽く一礼して境内に入ります。

手水舎(てみずや)で清める: 参拝の前に、備え付けの柄杓(ひしゃく)を使って手と口を水で洗い清めます。

静かに合掌する: 胸の前で静かに両手を合わせ(合掌)、心を込めて一礼します。 ※神社のように「パンパン」と手を叩いて音を鳴らすのはNGですので注意してください。

参道の中央を避けて歩く: 参道の真ん中は「仏様の通り道」とされているため、少し端を歩くのがマナーです。

カンボジアのお寺は「生きている人々が徳を積むための賑やかな場所」、日本のお寺は「ご先祖様を敬い静かに心を整える場所」という雰囲気の違いもあります。お互いの文化をリスペクトして、気持ちよく参拝を楽しみましょう。



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